TOPへ

CT検査

CT検査とは

コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)検査のことで、X線を用いて細かく輪切りに撮影することで、体内の異常や病変の位置など、様々な状態を正確に把握できます。
また、画像を保存しておくことで、病変の変化を時系列で確認することもできます。


当院のCT検査の特徴

即日撮影・即日結果返却

当院では、即日CT検査を行え、検査後にはすぐに結果説明も行います。

検査時間の短縮

当院が導入しているCT装置「Revolution Maxima」(GEヘルスケア・ジャパン株式会社)は、搭載されているX線管球が最速0.35秒で1回転し、寝台の移動距離との組み合わせにより1秒間で最大175mmの範囲を撮影することが可能です。
この装置により、撮影時間を大幅に短縮することが可能になります。
また、撮影時間を短縮できたことで、患者様の息止め時間も短時間で済み、臓器の動きによる画質劣化も軽減することが可能となります。

金属アーチファクト改善

「Revolution Maxima」には、人工関節や差し歯など、体内の金属による画質劣化を軽減する「Smart MAR」というソフトウェアが搭載されています。これにより、フルデジタル検出器と合わせて使用することで、体内金属が含まれている部位を撮影しても画像劣化を軽減する事ができ、体内に金属が留置されている患者様の診断には有用な検査機器となっています。

極低ノイズ、低被ばく、高画質

「Revolution Maxima」は、各種ノイズ低減を目的に開発されたCT装置で、フルデジタル検出器とあわせて、検査で生じる様々なノイズの低減を大幅に実現することが可能となりました。さらに、次世代逐次近似再構成法ASiR-Vや臓器別線量変調撮影ODM機能により、ノイズ低減のみならず、画質に影響することなく、被ばく低減も可能となりました。


CT検査で行うこと

頭部領域CT検査

頭部領域CT検査では、主にくも膜下出血等の脳出血の有無を確認します。この検査を行うことで、頭部レントゲン単純撮影では詳細な把握が難しい脳、血管などの内部構造の情報を得ることが可能です。
また、撮影の際に造影剤を使用することで、血管が鮮明に描出され、動脈瘤や狭窄の診断も的確に行うことが可能です。

胸部領域CT検査

胸部領域CT検査では、主に肺がんや肺炎などの有無を観察します。胸部X線単純撮影では発見が困難となる、小さな病変を見つけ出すことが可能です。
大動脈検査では、大動脈解離、大動脈瘤などの診断を行います。造影剤を併用する事で大動脈解離や大動脈瘤のみならず、その他臓器の異常など詳細に観察する事ができます。
検査後すぐに3D画像の構築を行うこともできますので、詳細な情報を分かりやすく取得できます。
検査では、1回につき5秒程度の息止めだけで肺全体の撮影が可能です。
その後画像処理を行うことによって、様々な断面像の画像を抽出し、病変を観察できます。

冠動脈CT

冠動脈CT検査では、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患の診断を行います。高精細な画像検出が可能なため、造影剤と併用すれば冠動脈の立体的な画像が得られ、狭窄の程度や動脈硬化の性状まで、細かい診断が可能です。

下肢動脈CT

下肢動脈CT検査では、下肢閉塞性動脈硬化症等の診断を行います。造影剤を併用することで、腹部から足先までの血管描出により、詳細情報が取得できます。短時間で血流評価、石灰化評価、狭窄及び閉塞などの様々な情報を得ることができます。


CT検査の注意事項

CT検査を行う際には、検査部位によって着替えていただくことがあります。検査時間は部位、方法により異なりますが、おおよそ5~30分程度です。
なお、造影剤を使用する場合は、アレルギー、服薬の有無等を別途問診させて頂きます。


食事について

造影検査・腹部CTの方

腹部CTの方
午前中の検査の場合は朝食を、午後の検査の場合は昼食を取らずにご来院ください。
また、水分補給は、水またはお茶で行うようにして頂きます。
ジュースやコーヒー、乳製品等はお控えください。

単純検査・腹部CT以外の方

特に食事制限は必要ありません。